茶会:お茶の試飲、茶道の体験

ボローニャ、5月5日 16時、18時
場所:プレンディパルテ塔にて

ボローニャ 5月12日、13日 10時~13時、14時~17時
ラボラトリー

ナポリ 5月19日 16時、18時
場所:グラン・カフェ・ガンブリヌス

 

茶道‐茶の湯は500年 以上も前に現在の形となった日本の洗練された作法であり、エレガントな美しさの落ちつた瞬間、また、亭主と客との間で深く共有される瞬間である。お茶を出 し、お茶を出されることは瞑想と自分と空間との調和の表現へと姿を変える。お茶の作法はそれぞれの動きがとても厳密でそれぞれに意味がある。例えば、古く からの作法、決まった言葉、礼、道具の使用への配慮、客のもてなしなど。その目的はリラックスし楽しく客をもてなすことにあり、表現力のある力と動きや道 具の美しさは落ち着きと調和を呼び起こす。講師の嶋田曜子氏は、最も古く重要な茶道の家元の一つ、第14代而妙斎宗匠が家元を務める表千家の代表者である。

イタリアにおいても茶の湯の経験に生きる独特な雰囲気を感じてもらいたく、高い芸術性を持ち、歴史的な価値のあるお茶会が行われることとなった。

ボローニャ、5月5日 16時、18時

場所:プレンディパルテ塔にて

Via Sant’Alò, 7

9世紀を経てもなお、プレンディパルテの塔はすばらしい魅力を放ち続けている。12世 紀のボローニャは100を超える貴族の塔により装され、独特な街となった。プレンディパルテの塔はその中でも現在に残る数少ない塔のひとつであり、アシ ネッリの塔に次いで高い60メートルの高さを誇る。12の階を慎重に修復し、内部の雰囲気の特徴からテラスの魅力まで完全によみがえった。街の中心的な歴 史の中に突飛な姿を見せたプレンディパルテの塔、そこでお茶会が行われる。

テラスへと続く階段は塔の歴史や秘密についてのガイドがあり、このお茶会は日本の文化に触れ、味わうのにまたとない機会となるであろう。

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ボローニャ 5月12日、13日 10時~13時、14時~17時

ラボラトリー

講師:嶋田曜子

お茶のお稽古をすることはその本質に触れるチャンスである。素朴であるがゆえに本質が輝き明らかになる。茶の湯の最も大切な要素はいろいろなものへの気配りと長い歴史をかけて出来上がった作法の効果の集大成である。本場のお茶の道に触れるラボラトリーである。

場所:極東文化研究所

Via Val d’Aposa 5

ナポリ 5月19日 16時、18時

場所:グラン・カフェ・ガンブリヌス

Via Chiaia 1/2

茶の儀、味きき

150年も前からグラン・カフェはナポリのまさしく中心であり続けている。町の真ん中に位置し、エレガントで居心地がよく、風味豊かな雰囲気をかもし出している。1890年の修復では、大理石や鏡、スタッコ、そして金箔を大胆に使い見事にその姿がよみがえった。ダヌンツィオやクローチェ、ワイルドが過ごしたカフェの御殿が、日本の文化の中でも最も知られ尊ばれており、日本社会の出会いの場でもある茶の湯に近づく舞台となる。

茶の儀では、お茶の試飲とともにナポリの甘味と日本独特のリキュールである梅酒もセットで振舞われる。