能と狂言:超越的なる現在とユーモアの技法

ボローニャ 2013年2月9日 15時~18時
ジョヴァンニ・ペテルノッリによる日本演劇の様式を読み解くセミナー

能の芸能というのは、言葉において文学的であり、踊りにおいて人為的なもので、また模倣においては象徴的である。能は、昇華された現実を創造するための洗練された長期にわたる様式化のプロセスの成果である。
狂言というのは、社会のあり方を批判し、滑稽さ、また風刺といったような複雑な構造を持ちながら、中世日本社会における庶民の実態をよく反映している。
当セミナーは、「日本が舞台に立つ」の講座の第1回であり、全3回に渡って開催される。
第2回:文楽―人情の機微を表現する木造の人形―
第3回:歌舞伎役者―空間のコンパス・時間の時計―

参加者が理論的な観点から日本の伝統演劇のパーフオマンスにおける人類学的な要素について深く知る機会を与える3回にわたるセミナー

via Santa Maria Maggiore 1/b ボローニャ

各講座最大15名まで

要予約


参加料:30€
全回への参加料:75€