平和と環境のために 後援:在イタリア日本大使館、日本総領事館、イタリア共和国外務省

パルマ:2009年8月6日
ボローニャ:2009年8月9日
広島(1945年8月6日)と長崎(1945年8月9日)への原子爆弾投下は人間の世界に変化をもたらしました。

原爆により被害を受けた日本の状況は世界中が恐怖を感じました。60年以上経った今でも、その経験を忘れることなく、二度と繰り返すことの無いように将来へとつなげて行かなければなりません。

 日本では毎年8月半ば頃、今となっては古き伝統行事とされる灯籠流しが執り行われています。もともとは仏教に 由来し、灯籠流しはお盆の時期に火をともした灯籠を川や海へ流す先祖の魂送りの習俗です。これはまた、広島や長崎の原爆被害者を追悼する行事としても行わ れています。 

灯籠流しへの参加者は、灯籠を随意の寄付でお受け取りいただきます。それぞれの参加者にご自分の灯籠に分かち合いたい思いを込めてデザインや言葉を添えていただきます。集められた寄付金はすべて、ジンバブエのハラレ市にあるシュング・ゼヴァナ・トラストの抱える約500人の孤児たちが自分たちの将来に向かっていけるよう援助金として使われます。

 *パルマ、2009年8月6日―パルマ市立の図書館との共催で行われます。

原爆の子、佐々木貞子さんに捧げる千羽鶴
17時、イライア・アルピ国際図書館、Vicolo delle Asse, 5
折り紙で鶴を作り、広島平和記念公園へと送る、子どもと大人のためのワークショップ

広島の太陽:人々の記憶
19時、イライア・アルピ国際図書館、Vicolo delle Asse, 5
講演:加納達則
1954年広島に生まれ、今では25年もボローニャに在住するこのアーティストは、原爆の経験を日本人がいかに感じ、そしてそこからいかにして平和や環境を守っていくための動きが生まれてきたのかについて語ります。

灯籠流し
20時30分より ドゥカーレ公園の湖


 *ボローニャ、2009年8月9日― 文化行事、Bè - Bologna Estateの一環として

忘れないために:長崎に捧げる
19時30分 マルゲリータ公園の湖
クラウディオ・ロンギ監督、広島と長崎の原爆被害に関する文学作品より演劇の公演。琴の伴奏あり。
リノ・グアンチアーレ(声)
Machiya Ijyushō(琴)

灯籠流し
21時より、マルゲリータ公園の湖

すべての行事、入場無料です。

カメヤマ株式会社、カメヤマデザインさまへ、ご協力を感謝いたします

広島と長崎への輪への参加
コーディネーター:小林久男
協力:広島の芸術家、三枡 正典